
ファスティングと肌ケア
腹八分は科学的にも証明されている
今日は結構広く知られている健康法にファスティング、断食、肌断食ではなく本当の断食ファスティングです。
カロリーを入れないみたいな、1週間水だけで過ごすみたいなファスティング道場みたいなのもありますけれども、それと肌つまり健康にいいかということについてお話しようと思います。
私の医学的な主観で実際に私がファスティングのことについてすごく多く隠していて話をするとか、医学的にファスティングのことがよく知っていて話をするということではなくて、あくまでも私が医師として今まで学んできたバックグラウンドによってファスティングというものを健康とか美肌とファスティングというものの関係をお話をしていこうと思います。

結論から言うと、ファスティングをしても場合によっては肌が良くなるかもしれないし、場合によっては肌がもっと荒れるかもしれない。
場合によっては健康になるかもしれないし、場合によってはもっと不健康になっちゃうかもしれないというそんなようなものです。
食事というのは、昔から腹八分目ということがあって、満腹になるとやっぱり良くないということは経験的に知られていますし、ネイチャーでも栄養を過度に与えた方と過度に絞った分でネズミで実験したら、過度に栄養を与えた方が早く死んでしまう、少し絞った方がずっと長生きしたという結果もあるくらいです。
食事ファスティング、断食するということと健康ということはある程度の関係があるのかなと思います。
ただですね、完全に断食して1週間みたいな極端なファスティングというのは、むしろマイナスイメージが強いのかなというふうには思ってます。なぜかというと栄養素っていうのは、糖質、脂質、タンパク質という三つの栄養素からできます。
糖質と脂質というものは体内に蓄積することができます。

皮下脂肪という形で蓄積することができます。だからエネルギーとして蓄積できるんですね。ただ、たんぱく質というものだけは蓄積できないんです。
私70キロなので70gぐらい摂取が必要です。
ファスティングによってタンパク質も全部削ってしまう。ゼロカロリーで水で過ごすとなると、タンパク質の分解されていくだけになってしまう。もちろんその皮下脂肪も分解されますけれども、我々の生命体というのは生命を維持するのが一番大事です。筋肉を維持するよりも生命を維持するのが大事、非常手段に備えて脂肪の部分っていうのを落とすよりもタンパク質筋肉を落として生命を維持するように動きます。
なぜかというと筋肉というものが肥大していっぱいあると燃費が悪いそれで、生命の維持に非常に好都合ではないということです。都合が悪いので筋肉を落とすそして予備燃料としての脂肪というのは蓄えるようにします。
結果として体重が落ちるイコール筋肉が落ちるというような状態になっていってしまう。これは筋肉が落ちて体重が減って減ったって喜ぶのはいいんですけれども、体脂肪はあんまり変わってなくて、筋肉だけが落ちるみたいな現象が起こるので、これはあまりおすすめしないです。
筋肉が減るということは、基礎代謝が落ちているということですから、消費カロリーが減ることになり、食べる量を減らさないといけない。

これはもう肌がどうのこうのなるというのは話は別ですね。ただ、部分的なファスティングというのはありなのかなと思います。
腹八分目みたいにして、基礎代謝を支えている筋肉を維持するために、タンパク質をとりながら他の2つね脂質糖質を減らす断食というのはありなのかなというふうに思います。
全ての栄養素の断食をして1週間過ごす、筋肉を減らしてまで体重を減らすというのは、もう肌の状態がどうのこうのっていうよりは駄目かなというふうには思ってます。
水だけで1週間過ごすというのはですね、たんぱく質の量は維持したまま他の糖質支出というものを下げていく。
それもある期間、1週間ぐらい。これは一般的な話であって例えばすごく太ってる人に対しては部分的な断食をして痩せていくっていうのは、ありだと思うんですけれども、もう正常な体重の人がファスティングやっていくっていうのはなしだと思いますね。
皆さんももしそのファスティング食事療法みたいなものをやるのであれば、栄養のバランスを考えたときに、タンパク質が落とすということはやらずに、断食っていうかファスティングをしてみてください。
