
目の下の脂肪を取っても、再発するでしょうか
老化は現在進行中であることを認識する
目の下の手術、たるみ取り、目の人の脂肪を取る手術をした後で、またたるんでくるんでしょうか、脂肪を取った後で膨らんでくるんでしょうかという質問をよくいただきます。
今日はこの質問に回答していきます。
結論から言うと一概には言えないんですが、状況によって答えがあると言えます。例えば元々膨らんでいた人、つまりもう20歳の頃から目の下が脂肪で膨らんでいた人、それから元々20代の頃から目の下の皮膚が余分にたるんでいた人に関して言うと、たるみを取ってしまったり、脂肪を抜いてしまったりすると、多分元に戻るということはないと思います。
なぜかというと実際に形態を変えてしまうということですので、例えば何か事故で、指が短くなってしまったということがまた元に戻ってくるっていうことはないと同じように、元々の10代の頃、それから20代の頃の形態を変形させるということであれば、それが元の状態に戻るということは原則考えづらいです。
それは、怪我して指がなくなっちゃったら指が生えてこないと一緒の原理です。

また条件として、老化とともに徐々に目の下がたるんできた人、徐々に目の下の脂肪が飛び出てきた人っていうことは、これはもう必ず再発します。エイジングというのは、現在進行形で、進み続けているためです。
徐々にたるんできた現象の根本解決にはなってませんので、目の下のたるみをその時点で切り取ったとしても、その後の進行していく老化を止めることにはなりませんので、たるみ取りの手術をやってもたるんでくるっていうことはあり得ます。

それから同じように目の下の脂肪が老化とともに、眼球を支えている靭帯が緩んで目の下の脂肪がポコッて出てくると、目の下の脂肪が出てくるついでに目がくぼんでくるっていうのがセットで起こります。
現在進行形で老化が進んでいるところをある時点で切り取って、脂肪やたるみを取ったしても、老化の進行が止まるわけではないので、5年後10年後となればまた徐々に出てくるというふうに思います。
その医学というものは、やっぱりいろんな条件が手術がある、いろんな条件があって結果がありますので、そもそも年齢によって、その人によってバラバラだということです。