美容

肌がテカテカになる現象について解説します

医学用語ではないビニール肌

 

 今日はビニール肌についてお話しようかなと思ってます。

ツルツルしてて何かビニールの表面のような肌ということらしいんですけれども、医学用語ではなく、美容用語として使われてるものです。

おそらく角質が薄い状態、角化異常というようなことで定義づけられると思います。

通常の皮膚の状態は、皮丘、皮溝などでこぼこした状態なんです。通常の成熟した角質の表面っていうのは、でこぼこした状態ですので光が乱反射して一部分だけがテカテカと光らない均一な状態になります。いわゆるこれが透明感に繋がります。

非常に皮膚の状態が健康的に見えて均一に見える状態、顕微鏡で見ると皮膚の表面がボコボコしている状態になります。

 

 

角質が非常に成熟した状態であるので、綺麗に見えるんですが、角化状態が病的な場合、皮丘が構成されずに角質を剥がし落としてしまったような状態というのが、ビニール肌なんだというふうに思います。

こうなるとどうなるかというと、お化粧のりが悪くなります。当然そのでこぼこしてないとツルツルのところにお化粧しても、すぐ剥がれ落ちるので、化粧のりが悪いとかですね、それから角質が非常に薄いので、肌に刺激性神経終末まで短いということがあるのでピリピリするという症状も出てくるでしょう。

 

 

それから角質が異常角化の状態ですので、角質がないので保湿力が弱いということになります。皮質とか汗腺の分泌が非常に刺激されてしまい、皮脂が多いテカテカしたような皮膚になるということが、ビニール肌の特徴かなと思います。

医学的な病気ではないんですけれども、強いて言うならば、皮膚の角化異常ということになります。角化異常にはいろんな状態があります。この角化異常は人為的に作られる場合が非常に多いということです。

人為的に作られたものがビニール肌というふうに言うのかなというふうに思います。その場合、対処方法としては放置になります。化粧水とか保水とかそういうことも考えずに放置してください。

どうしても使いたいということであれば、ワセリンを塗ってほっといてください。1週間〜2週間放置しておくと、ビニール肌は徐々に治っていきます。

ビニール肌の対処法というのは、余計なことをしない、化粧水とか美容液とかも不要です。

何もしないのも一つの治療なのです。注射を打ったり薬を塗ったりすることだけが治療ではないということです。