
誤った美容情報に惑わされない方法
三段論法の理解が大切
今日は美肌を取り巻く化粧品、機械、行動メソッドみたいなものがいっぱいあって、取捨選択方法や、エビデンスがあるかないかというものを、判断する一つの考え方みたいなものをお話しようと思います。
それこそ情報が氾濫しているという言葉がぴったりだというふうに思います。
今日言いたいことは一つだけなんです。AならばBであるこれは正しいとしましょう。BならばCであるっていうエビデンスがあってこれも正しいエビデンスとして示されていたとします。
こうなったときに、よくエビデンスとして間違った方向に導くというのはこれ1点だけです。AならばBが正しいBならばCだ。ならばAならばCである。ただし、こういう論法を使う三段論法で使う方法があるんですけども。

ほとんどエビデンスがないものでエビデンスをつけようとしている場合には、この論法を使います。こういうものを見抜く目というものを養ってください。
一番わかりやすい例で言うと、飛行機は落ちる。
正しいか間違ってるか。正しいです。これ絶対正しいです。
落ちる物は危険。正しい。なので飛行機は危険だ。これなんかどっかに違和感を感じません。これがAならBであるBなのかCという論法です。

一つ一つ単体で見ると正しいんですけれども、AとCを繋げると違和感があります。飛行機は全然危険じゃないです。安全なのです。むしろ自動車よりも安全なんですね。こういう論法をエビデンスとして使ってるものっていうものであれば、避けた方がいいです。
化粧品を悪く言うつもりはないんですけれども、中小の化粧品でこういうロジックをよく使っています。
ある物質Aには抗炎症作用がある。物質には抗炎症作用がある。
ある化粧品にはAが含まれている。この抗炎症作用が入っているという化粧品は、抗炎症作用があるかっていうとこれは⚪︎ではないんです。
なぜかというと、ここには濃度という問題が出てくるためです。

もう一つお話しましょう。
レチノールには表皮を肥厚させます。表皮のターンオーバーを促進させてしまうと効果がある。
あるかないかと言えばある。これはもうエビデンスとしてある。
ある化粧品にはレチノールが含まれてます。コップの中に1滴垂らすのかプールの中に1滴を垂らすのか、大違いですね。ですが入ってるか入ってないかと言えば入ってます。

ですので、ベースの化粧品はしわ取り効果がある。これ明らかにロジックとしては間違ってますので、よ く使うている何々配合化粧品なので結構効果があるっていうのは、このロジックを使ってますので、こういうエビデンスのとり方をするところであれば、あまり信用しない方がいいと思います。

大手化粧品どことは言わないんですけども、上場していて、大手化粧品があってコンプライアンス制度があってお客様相談室があるみたいなところというのは、こういうロジックは一切使ってません。大体こういうロジックを使うところの化粧品は使わない方がいいです。
以上皆さん、美肌についてのエビデンスの捉え方というとお話しさせていただきました。 化粧品を購入する際はこの論法に気をつけてください。